Escape Plan/2013年/アメリカ/116分
監督 ミカエル・ハフストローム
脚本 マイルズ・チャップマン
撮影 ブレンダン・ガルビン
音楽 アレックス・ヘッフェス
出演 シルベスター・スタローン、アーノルド・シュワルツェネッガー、ジム・カビーゼル
スタローン、シュワちゃんの本格的初競演、二人の“今だからこそ”の掛け合いをたっぷり楽しませてもらいました。
CGやワイヤーアクション全盛の中、 この二人に似合うのはやっぱりこういう体を張った肉弾アクション ですよね。なかでもスタローンはそのキャリアの中でも突出した「 知的な」役柄で新鮮でした。
いわゆる脱出ものとしてはお約束の展開の応酬なのですが、 そのお約束が気持ち良いというか観賞後感の良いスカッとした映画 でしたね。
それにしてもシュワちゃんが格好よかった。 オールバックに髭をたくわえてちょっと絞ったのかな、 精悍な印象で「このおっさんクールじゃん」 感がたまらなかったです。
防犯カメラに満面のいたずら笑顔でVサインするシーンは最高!
そして、 なんといっても最大の見せ場はスローモーションで目のドアップか ら映し出して重機関銃をドカドカとぶっ放すシーン。「 シュワちゃん使って何撮るの?これでしょ!」 と言わんばかりの監督の演出にこちらもわかってらっしゃる、とにんまりしっぱなしでした。
スタローンの冒頭の刑務所からの脱獄の過程、船内刑務所の管理体 制や警備の点でうーんと疑問点が浮かんでは消えたりしましたが(バビロンゆるすぎ…とか)、 大筋の伏線はラストでぐいぐい回収されて( あのシュワちゃんのスタローンへの「ねーねー」 という執拗な誘いかけなど)すっきりとまとまっていました。
微笑みデブ(ヴィンセント・ドノフリオ)は久しぶりにスクリーンで見たと思ったら自業自得でか わいそうな最後でした。老けましたね。
あと、 今回改めて気づいたのですがどの映画の中でもシュワちゃんの娘役は超 絶美人(今回はカイトリオーナ・バルフェさん。アイルランド出身のモデルさんのようです)。