2015年11月13日金曜日

WE ARE Perfume WORLD TOUR 3rd DOCUMENT


2015年/日本/120分
監督 佐渡岳利
音楽 中田ヤスタカ
主題歌 Perfume
ナレーション 近藤春菜
出演 西脇綾香、樫野有香、大本彩乃

いつものように映画館のサイトからオンラインチケットを購入しようとしたところ、券種が一つしか選択できず、しかも2,000円となっていました。劇場に問い合わせたところ、特別興業とのことで各種割引も適用されず一律料金との回答。ふーん、そうなのか、何か特別な仕掛けがあるのかな、と鑑賞したところ、特にその一律2,000円の意味を見いだせず、何だったんだろうともやもやを抱えたまま今日に至っております。これ、何で一律2,000円なんですかね。良く分からん。

それはさておき、ぼくのPerfumeに関する知識は、あーちゃん、かしゆか、のっち(誰が誰だか区別はつきます)の女性三人からなるテクノポップユニットで、いくつかの有名どころの楽曲は聴いたことがあり、大変に人気があるグループである、と言うことぐらい。いわゆるファンではないけれど、普通に知っていると言う一般的な立ち位置です。なので、この映画を鑑賞して、もともとは地元広島のご当地アイドルでありインディーズを経てメジャーデビューというストーリーを知ってちょっとびっくり。今の形に完成されたPerfumeしか存じあげなかったものでして。

さて、映画の感想なのですがこれは2つのパートに分けて申し上げた方が良いかもしれません。つまり、ファンでないぼくでもPerfumeのパフォーマンスの素晴らしさは体感できたし、彼女たちとそれを支えるスタッフが最高のステージを作り上げていく為、愚直なまでに微細に渡ってこだわりぬく姿勢には感動を覚え、まさに一流と呼ばれる人達のプロフェッショナルな仕事を拝見したと感じました。しかし、一つの映画作品としてどうかと問われると、非常に面白みに欠けており、質の高いものではないと言わざるを得ません。

画質、フレームワークなど撮影も粗いし構成から編集まで含めて、テレビの特番、あるいはDVDの特典映像の域を超えたものではないように思いました。わざわざ映画館に足を運んで大きいスクリーンで観なくても良いじゃん、って感じです。基本的に現地に到着、ファンのお出迎え、リハーサル、本番、本番後のダメ出し、そして、メンバーのインタビューが挿入されるというパターンの繰り返しなのでいささか退屈してしまいます。

ぼくとしては、せっかくなのだから彼女たちがどのようにして現在に至ったのかとか、このユニット、あるいはメンバーそれぞれの内面の掘り下げとか、いわゆる“裏面”が観たかったのですけれど、この映画は「WORLD TOUR 3rd」にギュッとピントを絞って徹底的にPerfume(とスタッフ、観客も含めて)のポジティブな側面をある意味実直に描いています。まあぼくの思惑違いで、これはこれでファンやそうでない人にも向けた一本の作品として成り立っているのかもしれません。この映画を観てPerfumeのライブを実際に観に行きたくなったって人も相当数いそうですしね。

ぼくは残念ながら何であれライブと言うものが苦手なので、この映画を観て実際にそこに足を運ぶことはなさそうですが、この映画を観る前よりずっとPerfumeが、あーちゃん、かしゆか、のっちの三人が、そして彼女たちをサポートするスタッフやライブに訪れるファン、観客の皆さんが好きになったことは確かです。こんなにも、愛し愛されているんだ、素晴らしい!と言うことですね。

でも、今もって料金が一律2,000円であったことにもやもやしています。そう言えばTOHOシネマズがスターウォーズシリーズの最新作『スターウォーズ/フォースの覚醒』の一般料金を2,000円に値上げと言うニュースも飛び込んでまいりましたが、いかがなものでしょうか。それならそれで、上映前の観たくもない予告編やくだらないCM、人を映画泥棒呼ばわりするやつとかすっ飛ばしてほしいものです。

あ、そうだ。ぼくも渡米した際にはIn-N-Out Burgerは絶対に食べたい!もちろんアニマル・スタイルで!

めちゃくちゃ、旨そうでしたね。アメリカに旅行してハンバーガーの食べ歩きをしたい。

0 件のコメント:

コメントを投稿